- 開催区分
- ハイブリッド型
- 研修会名
- 第113回日本歯周病学会歯科衛生士教育講演B in秋田
認定更新生涯研修対象
- 開催日
- 2025年11月16日
- 締切日
- 2025年10月31日
- 開催時間
- 10:30 - 15:30
- 実施主体
- 特定非営利活動法人 日本歯周病学会(歯科衛生士関連委員会)
- 単位数
- 4 単位
・臨床研修 a 歯周治療の基本技術 Ⅲ 口腔衛生指導と生活習慣指導(2単位)
・臨床研修 a 歯周治療の基本技術 Ⅵ SPT・メインテナンスに必要な知識と技術(2単位)
- 定員
- 50 人 (Web ライブ配信定員:45 人)
- 受講料
- 日本歯周病学会会員、日本歯科衛生士会会員:2,000円
非会員、歯科医師:5,000円
歯科衛生士養成校学生:無料 会場での参加のみとなります。
<WEB参加受講料>日本歯周病学会会員、日本歯科衛生士会会員:2,200円
非会員、歯科医師:5,500円
- 会場
- あきた芸術劇場ミルハス 小ホールB・各自受講場所(収容人数:50人)
- 会場住所
- 〒010-0875 秋田県秋田市千秋明徳町2-52
一般社団法人秋田県歯科衛生士会
秋田県秋田市川尻町字大川反170-102
秋田県歯科医師会館内
e-mail akitadh@gmail.com
TEL 018-865-8020 / FAX 018-862-9144
HP https://akita.jdha.or.jp
月~金 9:00~17:00 土 8:30~12:00
メール・FAXにてお問い合わせください。
詳細情報
・演題 咬合と力が与える歯周組織への影響
~歯科衛生士として知っておきたい基礎知識~
・講師名 杉原 俊太郎
・所属 神奈川歯科大学歯周病学分野 講師
日本歯周病学会歯科衛生関連委員会
・職名 歯科医師
・時間 120分
・内容
歯周治療において、プラークコントロールは基本であり最も重要な要素ですが、それだけでは十分に対応できない症例に遭遇することも少なくありません。とくに咬合や力が関与するケースでは、炎症とは異なる視点からの評価とマネジメントが求められます。
本講演では、歯科衛生士として知っておきたい「咬合」と「力」に関する基礎知識を整理し、それらが歯周組織に及ぼす影響について解説します。さらに、臨床で見るべき咬合性外傷の観察ポイントや患者さんへのアプローチについて、症例を交えてご紹介します。
「これは力が関与しているのでは?」と気づける視点を養い、皆様の日々の臨床の一助につながる講演となれば幸いです。
・演題 患者に“続ける理由”を与えるメインテナンス― 再評価からリスク管理まで ―
・講師名 塩浦有紀
・所属 日本歯周病学会 認定歯科衛生士・日本臨床歯周病学会 指導歯科衛生士
熊谷歯科医院
・職名 歯科衛生士
・時間 120分
・内容
歯周治療を終えた後のメインテナンスは、ゴールではなく長期安定を支える新たなスタート地点です。その移行にあたっては「曖昧な判断」ではなく、必ず再評価を行い、患者ごとのリスクを明確に把握したうえで、患者にわかりやすく説明することが欠かせません。しかし実際の臨床では、メインテナンスが長期化するにつれて「毎回同じことばかりしている」という感覚が患者にも術者にも生じやすく、患者のモチベーション低下や離脱につながることがあります。
本セミナーでは、①再評価後のリスク評価と移行判断の実際、②メインテナンスが単調な繰り返しとならないための工夫(評価指標やセルフケア支援のバリエーション)、③ライフステージに応じたメインテナンスの意義、とくに高齢者における全身的健康や生活の質との関わりについても考察します。歯科衛生士が主体的に関わり、患者に「続ける理由」を実感してもらい、「続けたい」と思ってもらえるメインテナンスの視点と実践のヒントをみなさまと共有したいと思います。